四日市市県地区まちづくり委員会

地域マネージャーの取材日誌 第二回(R3.11.4)

地区にはさまざまな団体や組織があります。
新しくあがた地区に転入された人などに、地域の活動を知ってもらえるきっかけになればと思い不定期で記事を書かせていただきます。
取材先も随時募集中です。

小学校 郷土学習」 県小学校 3年生 in グリーンパーク岡山

「おじいさんは、しばかりに行きました。」
さて、「しばかり」と聞いて、おじいさんのどんな姿が思い浮かびますか。
昔話の世界?機械を使って芝生をきれいにしている姿?
ひとことで「しばかり」と言っても、昔と今では様子が違います。
昔といっても、わずか70年ほど前のことで、近くの山に「しばかり」に行かれた記憶のある方もみえるのではないでしょうか?

《グリーンパーク岡山》郷土学習の様子

《グリーンパーク岡山》の郷土学習は、このような子どもたちの興味を引くお話から始まります。
児童は『むかしのくらしと里山』のテーマで、グリーンパーク岡山の会員である地域の方から、岡山で実際に使用している道具や、ゴウと言われる松の落ち葉などを見せてもらいながらお話を伺います。
「ごうかき」の言葉の由来も、ここからきたことなど、取材している私も学べることばかりでした。

その後、「タケとササ」の違いについて実物を見ながら説明していただいたあと、定期作業で整備された敷地内で樹木の名前を聞いたり、植物を手に取ってみたりしながら自然とふれあいました。
児童は、カラスウリや瓢箪、珍しい形の葉っぱなどを集め、暖かい秋の日差しの中、楽しく《グリーンパーク岡山》について学び、会員の皆さんと交流しました。

野外学習の説明を毎年担当されている 山口副会長

 県小学校3年生では授業の中に、「郷土学習」という時間があります。
《グリーンパーク岡山》に続き、来月は《消防団県分団車庫》2月には《郷土資料館》の見学が予定されています。
地域について学び、郷土を深く知る機会として関係者の方にもお世話になっています。

今回も、会長・副会長をはじめ、会員のみなさんにご参加いただき、児童を迎える準備をしていただきました。
さらにこどもたちとの交流は地域の魅力を伝えるだけでなく、地域の人を知る機会となり、世代をこえたつながりが地域を温めてくれる気がします。

児童にタラヨウの葉を見せて回る 阿部会長(手前)と藤井副会長

帰りに、児童の一人が文字の書けるタラヨウの葉に、「ありがとう」のメッセージを書いて会員の方に手渡した姿が印象に残りました。
関係者の皆さん、お世話になりました。
来月以降の「郷土学習」でも、すてきな交流が生まれることを楽しみにしています。