岡山を愛する会・視察研修報告 2020/10/23(金)

グリーンパーク岡山を愛する会

新型コロナウイルス感染拡大を考慮し県境越えの移動は自粛と言う事で、県南部の歴史的価値の高い熊野方面への視察となった。

神仏に興味がある私はその日を楽しみに待ち、小雨降る中集合場所へ。
既に数人が集まっており、私もマスク着用と検温を済ませ乗車、ガイドさんにアルコールで消毒をされる。聞けば車中くまなく消毒済と言う。
座席も二人掛けに一人とコロナ対策の万全の中、それぞれの想いを乗せバスは一路目的地へ向かって走り出した。

最初の目的地「熊野古道センター」に着くと幸い雨も上り、折しも解体が始まっている尾鷲火力発電所の煙突やセンター建屋をバックに記念写真。

センター内に入ると桧の香りが漂い心が和む、見学路には熊野古道の歴史的背景や魅力が処せましと展示してある。

熊野古道センターにて
熊野古道センターにて

世界遺産登録の経緯や地理的関係等、学芸員の説明を聞きながら熊野古道についての知識を深める。

又、映像とはいえ居ながらにして苔むした石畳の熊野古道を旅する事が出来たのは、この先行く事はないであろう老齢の私に取ってこの上ない喜びであった。

次に、神々が眠る日本最古の地「花の窟神社」に参拝。ここは神殿が無く高さ45mもの盤座がご神体で盤上から170mもの綱を境内南端の松のご神木に掛けるお綱掛け神事が有名で、ご神体の基には「イザナミ」とその子「カグツチノミコト」の御陵が奉ってある。

参拝後、道の駅「七里御浜」に到着、和気あいあいと昼食を頂きお土産を求めた後、更に南下、熊野川を渡ると和歌山県新宮市で目的地「熊野速玉大社」は直ぐそこに有った。

バスを降り、先ず向かったのが平重盛手植えの樹齢1000年を超すナギの木、散る葉を運良く掴むと幸運ありとガイドさんが言うので暫く待つも全く散らず、諦めて参拝。
此処もイザナギとイザナミ尊がご神体として祭ってある。

境内で記念写真を撮り、各自思い思いに時間迄散策する。コロナ撃退のお守りもあり、つい買い求めてしまった。

熊野速玉大社にて
熊野速玉大社にて

英虞湾から続くリアス式海岸の南端「鬼が城」では、波飛沫と雨に濡れた高低差のある岩の道を疲れた体に鞭打ち進むも途中で挫折し土産物屋へ。

“今回は土産を買わない”と心に決めていたが、2000円分のGoToお土産購入券を貰った為、“使わな損”とつい余分に買ってしまう。
でも土産物屋さんの売り上げ向上に役立ったので良しとしよう。

(岡山を愛する会 山口 晃生(やまぐち てるお))