地域マネージャーの取材日誌 第四回 (R4.3.20)

竹谷川の蛍と桜を守る会

「竹谷川の蛍と桜を守る会」 代表 石崎治良さん

今年も満開の桜が私たちの目を楽しませてくれています。

竹谷川に架かる橋の上から舞い散る花びらとともに桜を見るのが私のお気に入りです。
川を流れる花びらもまた風情を感じます。

もしも、そんな川にゴミが捨てられていたら・・・。

竹谷川の桜

桜の開花にはまだ少し早い3月の第3日曜日の朝、毎月定期的に清掃作業を行っている「竹谷川の蛍と桜を守る会」の活動に参加しました。

赤水橋から五号橋の間の枯れ草刈りとゴミ拾いを行います。
堤防の斜面をバランスを取りながら草を刈る男性陣、私は川沿いの道のゴミを拾う女性の方と共にゴミを集めました。

「竹谷川の蛍と桜を守る会」の皆さんによる清掃作業の様子

水草の近くに留まる捨てられたペットボトルを発見し、まだ寒さの残る中、川に落ちては大変と慎重に堤防を下りていきました。

火ばさみを使って、飲み残しのペットボトルを引き上げ、残ったお茶を捨ててからゴミ袋に入れます。
5,6本のペットボトルや缶を集め堤防を上がっていると、上にいる高齢の女性から「たばこが捨てられとるで、拾ってこれる?」と声をかけられました。

堤防の中ほどにたばこの吸い殻がいっぱいに詰められた袋が落ちています。
慎重にまた斜面を下ると、袋が破れて吸い殻が散乱しています。
『なんで、こんなとこに捨てていくの~?』と腹も立ちますが、一本、一本拾い集めているうちに、『川に流れていく前に集めることが出来て良かった』と思う気持ちになってきました。

竹谷川は、桜の時期がすぎると初夏には蛍の姿を見ることのできる水のきれいな川です。
たくさんの吸い殻が川に流れてしまえば、蛍の産卵にも影響を与えるかもしれません。
1時間ほどで集まったゴミを分類し、枯草の処理をして作業は終了です。

平成17年から続くこの活動のおかげで私達は桜や蛍を楽しむことができるのでしょう。

地区にはさまざまな団体や組織があります。
新しくあがた地区に転入された人などに、地域の活動を知ってもらえるきっかけになればと思い不定期で記事を書かせていただきます。
取材先も随時募集中です。