上海老の神社のあらまし

衣比原御厨神明社上海老町758番地にあり、 村社衣比原御厨神明社(むらやしろ みくりやえびはらしんめいしゃ)といいます。

 

祭神は天照 大神・須佐之男命・譽田別命・市杵嶋姫命・倉稲・菅原道真公・大山祇神です。

 

当社は、衣比原御厨の神明社で、『神鳳鈔』に、 「衣比原御厨六石、旧字古井戸」という地に澄んだ泉の池あり。清水と名づけ、どんな干ばつでも水が枯れることがなく、その水を灌漑 かんがい する田地が即ち御厨である。」と記されています。

衣比原御厨神明社

 

寛正2年(1461)の古帳簿(旧家海老原氏所蔵)に御厨の神明と記載してあります。

 

市杵嶋姫命は当社の北方(旧字名池底)という所に大きな池があり、その近くに鎮座していましたが、灌漑用水が海蔵川からひけるようになったため、池を埋めて当社に合祀されました。

 

明治6年(1873)村社に列せられ、明治31年(1898)許可を得て衣比原御厨神明社と改称されました。

 

衣比原御厨神明社

大正4年(1915)に上海老原字西岡山の稲荷社、字東野の山神社、字東大沢の山神社を合祀。 さらに大正6年(1917)黒田町の、字宮の前 村社須賀神社、西川原山の神社を合祀しました。

 

例祭は毎年10月13日に行います。

当社の境内は330坪(1089㎡)あり、社殿、本殿、拝殿、鳥居祭舎神饌所、本殿雨覆舎、手水舎、祭器庫が建てられています。氏子数は合祀当時133戸でした。