四日市市県地区まちづくり委員会

2022/9/25(日) 県地区総合防災訓練が行われました

今年もコロナ禍を考慮し、昨年同様規模を縮小した総合防災訓練を実施しました。

地域住民には「黄色いハンカチ作戦」として、各家庭の目立つところに黄色いハンカチを掲示して頂き、各地区の組長が掲示数を確認し、
自治会長が市民センターに安否確認の情報伝達訓練として、無線機を使用して掲示数を報告しました。

無線機を使用した情報伝達訓練の様子黄色いハンカチの掲示黄色いハンカチの掲示

県地区全体の掲示率は、昨年より2%上昇し79%になりましたが、地区によって掲示率に差があることも課題です。

黄色いハンカチ作戦」は、災害時、助ける人をいち早く見つける為に、大きな役割を果たします。
毎年の訓練の際に同じ場所に掲げることで、もしもの時の異常を発見することが出来ます。
皆さんも、自分の家の黄色いハンカチの場所だけでなく、ご近所のハンカチの場所を訓練の際には目に止めておいていただければと思います。

「防災講演会」

 

続いて、自主防災協議会と各種団体の代表者に参加者を絞った「防災講演会」が、大池中学校の体育館にて行われました。

四日市大学副学長の鬼頭浩文先生をお迎えし<大規模災害で県地区はどうなるのか~自主防災組織の必要性~>をテーマに、
お話頂きました。

はじめに、四日市大学の社会貢献活動として、学生による災害ボランティア活動の様子をスクリーンに映して説明され、
東日本大震災や熊本地震での被災地の様子やボランティアとしての支援内容を話されました。

その後、県地区の避難所の場所と収容人数を具体的に示され、収容能力が十分でないことや、
災害発生後の状況などを教えていただきました。

「防災講演会」の様子「防災講演会」の様子

参加者アンケートより
「東日本大震災の被災地、東松山でのボランティア活動の実体験のお話が大変印象に残りました。
津波後の泥の悪臭などテレビなどでは、あまり報道されていない状況を見て身が引き締まる思いでした。」
「県地区内での避難施設では十分に緊急時に対応できないことがわかった」
「地区以外からの避難者の備えが必要という事を改めて知る事が出来た」などの声がありました。