2013年度の連合自治会視察研修は、好天に恵まれた6月9‐10日に、往路は北陸自動車道を、帰路は東海北陸自動車道を走り、 沿線の6カ所(下表参照)を視察してきました。
人道の港敦賀ムゼウムでは、ナチスの迫害から逃れるために日本領事館に押し寄せたユダヤ人のために、杉原千畝領事は 日本政府の了解を得られず悩んだ末、「命のビザ」を発給し続けたこと。
シベリア経由で敦賀に上陸し命を救われた6000 人の喜びと地元民の交流記録等が展示されていた。
軍国主義の中での、心温まる勇気ある行動に感動した。
福井市防災センターは、正面に巨大な福井大地震の被災パネル、中央部に福井市全体の立体地理模型と防災関連情報が展示されており、 2階は避難施設、3階は防災情報管理センターとなっていた。
また、全国でもトップクラスの防災体験施設があり、道路上や教室での地震体験、台風体験や火災シミュレーション等の貴重な体験ができた。
国宝瑞龍寺は、中国の寺院建築様式を取り入れ建立された厳粛且つ整然たる建築物だった。
住職が長年地区の連合自治会長をしていたとのことで、瑞龍寺は合戦時の防衛基地、現在は災害時の避難所の機能も備えているとのこと。
自治会長の苦労や備え得るべき心の持ち方等、精神面での訓話も交えながら心に残る案内をしていただいた。
他の視察地でも、熱心な説明や交流があり感動や感心することも多く、また参加した自治会長さん達の親睦も深まり、様々な面で有意義な視察研修でした。(事務局 藤波)
福井市防災センター見学 |
視察研修先 「人道の港 敦賀ムゼウム」 |
敦賀ムゼウム前にて |
世界文化遺産 「白川郷」にて |