四日市市県地区まちづくり委員会

平成26年度 連合自治会の視察研修報告

 

2014年6月29日 梅雨にもかかわらず奇跡的な好天に恵まれた中、朝7時ジャストに市民センターを出発しました。

本年度は「グリーンパーク岡山」の開設10周年を迎えることもあり、先ずは里山のあるべき姿を体験すべく、有馬富士公園へと向かいました。

有馬富士公園は、兵庫県三田市にある県立公園で平成13 年に開園し、園内には、棚田・鳥の道・林・水辺・草地の各生態園など自然体験や生き物の観察が最適にできる施設があります。

この園内を探索することによって自然と人間が共生する里山の重要な役割を体験する事が出来ました。

 
有馬富士自然科学センター

有馬富士自然学習センター前に

 

 次に向かったのは、山上遺跡国史跡「竹田城跡」です。日本のマチュピチュを一目見ようと意気込んで行きましたが、人気絶頂のため観光客が殺到!現地手前の観光バス駐車場からの天空バスに乗車できず、本当に残念でしたが撤退することになりました。

 気を取り直して向かったのは、1日目最後となる玄武洞であります。この玄武洞は、国の天然記念物に指定されており、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞の洞窟とともに玄武洞公園として整備されています。

玄武洞は約160万年前の噴火によって噴出されたマグマが冷却される際にできる柱状節理(体積が小さくなることでできる割れ目)が顕著に現れたものですが、これらの洞窟を目のあたりにして自然の計り知れないパワーに一同圧巻いたしました。

 

2日目の天橋立では、リフトで文殊山に登り、飛龍観(龍が天に登る姿に見える)を眺望しました。

最後は平成の大修理を終えたばかりの、世界遺産「宇治の平等院」を訪ね、極楽浄土の景観と貴重な国宝等の文化財を拝見しました。


世界遺産 宇治平等院鳳凰堂
世界遺産「平等院鳳凰堂」を背景に

 往路・復路合わせて約600kmの強行日程でしたが、里山の重要性、自然のパワーを体感する中、各町自治会長においては其々の問題を話し合う時間も十分に取ることができ、有意義な視察研修となりました。

 (県地区連合自治会副会長 伊藤正美)