四日市市県地区まちづくり委員会

平成28年度 連合自治会の視察研修報告

 

6月26日、梅雨真っ只中幸いにも好天に恵まれ、県地区連合自治会の視察研修がスタートしました。

バス移動による視察研修ということで、車窓からは新緑の木々からの木漏れ日を感じ、車内では各地区自治会長による情報の交換が盛んに交わされました。

 

当日第一の研修場所として、長野市松代町にあるNHK大河ドラマ「真田丸」でもお馴染みの真田家ゆかりの真田邸、真田宝物館及び文武学校巡りをいたしました。

六文銭でも有名な真田館では、戦国の武将として真田家の活躍を垣間見ることができました。

戦争遺跡 象山地下壕の見学

 

さらにその後、第二の研修場所として同町にある象山地下壕(ぞうざんちかごう)の散策を行いました。

本所については、第二次世界大戦末期に軍部が本土決戦の最後の拠点として、極秘のうちに大本営、政府各省等を終戦の日までのおよそ9か月での突貫工事により建設されたもので、当時では朝鮮労働者を含めた日本人たちの過酷な労働により完成したものといわれております。

 

翌日の6月27日も晴天となり、第三の研修場所として岡谷市にある岡谷市蚕糸博物館(さんしはくぶつかん)と、同設された宮坂製糸所の視察を行いました。

本所は、世界遺産に認定された群馬県富岡市の蚕糸工場と並んで、長野県有形民俗文化財にも認定されており、今でも日々生糸の生産と出荷がなされております。

昔ながらの生糸の生産方法から現在に至るまでの、生産工程や展示機械の視察及び実動している工場内部の見学等を行い、何故かノスタルジックな雰囲気にさせられました。

岡谷蚕糸博物館前にて

 

また、第四の研修場所として下諏訪町にある臨済宗慈雲寺(りんざいしゅう じうんじ)の参拝を行い、真摯(しんし)な気分になりました。

 

さらに、最後に伊那市にある登内 英夫(とのうち てるお)氏創設の登内時計記念博物館の視察見学を行いました。

世界各国から収集された約300点の時計に加え、古くは江戸時代から現在に至るまでの時計が数多く展示されており、なかには時価1億円の価値があるスイス製時計の展示もあり、品の多さ、しかもいずれも高価なものばかりなのにはいささか感銘をうけました。

 

 

今回の視察研修により、多くの知識を吸収すると同時に豊富な体験ができたことにあわせ、各地区自治会長さんとの情報交換を図ることができ、大変有意義な研修会であったと感じております。

≪県地区連合自治会副会長南川哲衞(みなみがわ てつえ)≫