梅雨の谷間で晴天に恵まれた7月2日、恒例の県地区連合自治会の視察研修がスタートしました。
視察研修は、バス移動による2日間の研修ということで、まず車内では各地区の自治会長さんの自己紹介から始まり、各々の自治会での特色ある行事や活動等について報告を頂きました。
こうした情報の交流により皆様方とは一気に親近感を得ることができました。
バスは一路兵庫県の明石海峡大橋を渡り、最初の研修場所として淡路市にある『野島断層保存館』を視察しました。
阪神淡路大震災の爪痕を目の当たりにしたことにより、いつやってくるかもしれない自然災害への脅威について改めて感じとることが出来ました。
北淡町では八割以上の家屋が全半壊の中、消防団員や地区住民による必死の活動により、震災当日の夕方には全ての救出活動が終了したそうで、大震災でも死傷者は比較的少なかったそうです。
昼食後は、鳴門海峡大橋を渡り二番目の研修場所『大塚国際美術館』の見学を行いました。当美術館は、大塚グループの創立75周年の記念事業として、540億円もの私財を投じ徳島県鳴門市に設立されたもので、日本最大級の展示スペースを誇り入場料も3240円と高目です。
世界25カ国の有名美術館が所蔵する古代から現代絵画まで至宝の西洋名画1000余点が複製展示されており、日本にいながらも世界の美術館巡りをした様な感動が得られました。
2日目は、兵庫県立『奇跡の星の植物館』の見学を行いました。当植物館は、宇宙の塵から偶然生まれた奇跡の星「地球」、自然を見つめ植物の美しさや不思議を知り、地球に生きることの素晴らしさに気付く生命のミュージアムであり、自然が与えてくれた美しい花と緑を五感で感じることができました。
午後からは大阪府吹田市万博記念公園内にある『国立民族学博物館』の見学を行いました。昭和51年に開館した施設であり、世界諸民族の文化・生活を知る衣食住などの生活用具をはじめ、様々な資材の整理、保存、研究に努めている。さすがに国立の施設だけあって、投資においても半端なものではないと感じました。
以上、今回4か所の視察研修を行い多くの事を学び、多くのことを吸収することができたことに加えて、各地区の自治会長さんとのコミュニケーションを図ることができました。
≪県地区連合自治会副会長南川哲衞(みなみがわ てつえ)≫