稲むらの火の館(和歌山県有田郡広川町)まず、語り部の案内で、広村の堤防を視察した。
この防波堤防は、安政元年(1854年)の大津波によって破壊された村を復興させるため、一実業家の濱口梧陵は私財を投じ、村人を雇用し、高さ5m、根幅20m、延長600mの堤防を築いた。
津波で荒廃した広村(現広川町)が奇跡の復興を遂げたとされている。
稲むらの火の館では、地震・津波の恐ろしさを迫力ある3D映像シアターにより体験し、尋常小学校の国語読本にも取り上げられた「稲むらの火」の物語が放映された。
濱口梧陵に関する貴重な史料や津波に関する展示物を見てまわった。
県地区では津波による被害は少ないと考えられるが、大地震が起こった時、地区外にいることもありうる。
東日本大震災の報道で津波への対応を認識しているが、この体験で常に避難先を意識し、助け合うことを痛感した。
また、東日本大震災の被災地の早期復興を願うところです。