四日市市県地区まちづくり委員会

地域マネージャーの取材日誌 第十回 (R5.12.21)

<県小学校図書館まつりイベント> 

読み聞かせサークル『かぐやひめ』

4年生の読み聞かせイベントにて
4年生の読み聞かせイベントにて

「ねこねこねこ~のおいしゃさん~♪」歌を取り入れたパネルシアターを着ぐるみなどの衣装で操るのは、県小学校の保護者を中心とした読み聞かせサークル『かぐやひめ』さんです。

いろんな動物の患者を猫のお医者さん夫婦が治していくには【気合】が必要。
そこで子どもたちも、猫のお医者さんと一緒に歌いながら「にゃ~!!」と応援すると、病気がどんどん治っていきます。
最後に看護師の猫の奥さんがお腹が痛いとやってきて・・・・・・。

1年生~6年生まで、学年ごとに1時間いろんなジャンルの絵本を楽しめる<読み聞かせイベント>は、『かぐやひめ』さんが中心となって企画されています。

読み聞かせアーティストの松岡由香さんをお招きして、パネルシアターのあとは、松岡さんによる絵本の読み聞かせが始まります。

優しい口調で今から読む本が紹介され、絵本の表紙がめくられると、いろんな登場人物の声で子ども達を一瞬にして本の世界に連れていってくれます。

読み聞かせアーティスト 松岡さん
読み聞かせアーティスト 松岡さん

読み聞かせイベントは、コロナ禍前は、年に2回企画されていました。
それ以外にも、すべてのクラスに毎月1回、朝の学習の時間を使って『かぐやひめ』さんが絵本の読み聞かせをしています。
学校からの日程調整の連絡を受け、その日参加できるメンバーが季節にあわせた絵本を選び持参します。

1997年当時のPTAが中心となって始まった読み聞かせサークルは、2019年四日市市青少年育成市民会議において
青少年健全育成に貢献したとして表彰されました。

子どもが小学校に入学したのをきっかけに入り、我が子が卒業してもサークル活動を続けていらっしゃる方を含め十数名で活動されています。

にじいろ文庫
にじいろ文庫

児童昇降口を入って、左手の突き当りにある<にじいろ文庫>も『かぐやひめ』さんが管理されていて、月2回開いている時には子どもたちに紙芝居を読み聞かせたり、自分で自由に本を選んで読むことができます。

見学に訪れたのは、6年生のイベントの最中でした。
松岡さんの読まれるお話に笑ったり、歌に合わせて身体をうごかしてイベントを楽しんでいるのを見て、絵本は小さい子どもだけのものではないと改めて思いました。
「かぐやひめ」のみなさんも松岡さんが読まれている時は後ろで見学しながら、読み聞かせのコツや絵本選びの参考にしているようにみえましたが、それ以上に絵本の世界を楽しんでいる方たちなのだなと私は感じました。

読み聞かせサークルのメンバーは随時募集中だそうです。
子ども達に絵本を読み聞かせしてみたい方や興味のある方は「かぐやひめ」の仲間になってみませんか!!