四日市市県地区まちづくり委員会

岡山を愛する会・視察研修報告  -2016年度の活動

 

自然学習センター屋上にて有馬富士をバックに猛烈な台風 18 号が西日本に上陸との予報だったが、視察研修の 10 月 5 日、岡山メンバーの願いが叶い、台風は奇跡的に日本海へ逸れた。

車内は晴々とした和やかな雰囲気で、バスは一路西へ視察地兵庫県三田市の有馬富士公園へ向かった。

予定より早めに有馬富士自然学習センターに到着、先ずセンター屋上で有馬富士をバックに記念写真を 撮る。

屋上からの雄大な景色を見ながら展示交流員の説明を聞く。

大自然を有効利用した、この県立公園は 430 へクタ-ルもあり、「山のゾーン」・有馬富士中心の「シンボルゾーン」・そして視察地の「出会いのゾ ーン」に分かれているとのことである。

有馬富士公園の森林内を散策しながら学習今回の視察は、学習センターから福島大池までの予定で、森へと続く山道に入ると、コナラやクヌギ・アベマキなどドングリのなる木が多い。

そんな中ウメモドキに似た赤い実のなる木を発見した。近づいてみるとコブシ(モクレンの仲間)で赤い実を摘まんで引っ張ると、糸のように 伸びる事を始めて知る等、色々発見があった。

福島大池では、台風どこ吹く風と優雅に泳ぐカモの群れに心を癒され、遠くに見える茅葺屋根の民家も独特の趣がある。

森林の途中に、狐の巣穴を模したトンネルが作られており、子供たちに大人気とのこと。
又、落ち葉をアクリル樹脂で閉じ込めたオブジェも子供が喜びそう である。

学習センター内にも多くの展示室が作られ、小動物や昆虫・川魚の生態が学習できるよう工夫されている。

中でも「シークレットボックス」は、子供がワクワクしながら引き出すと、カブトムシやタマムシ・ホタル の標本が仕組まれていて、そんなアイデアが満載のラボだった。

神戸南京町で中華料理をいただき、最後の見学地「海遊館」へ向かった。

全国的にも有名なこの水族館には、世界最大の魚「ジンベイザメ」が飼育されており流石にでかかった。

エイの大きさにも驚くが、あの細長い尻尾は何の為にあるのかと考えながら、時間を忘れるほどにアクリルガラスに張り付いて魚に見取れてしまった。

会員の慰労と親睦も兼ねた視察研修であったが、充実した一日を過ごすことができたことに感謝すると共 に、今回学んだことを今後の活動の参考にしていきたいと思う。   

《岡山を愛する会 書記 山口晃生》