四日市市県地区まちづくり委員会

岡山を愛する会の視察研修報告

「グリーンパーク岡山を愛する会」の視察研修報告

研修実施日:令和3年11月25日(木)晴
研修参加者:岡山を愛する会会員及び関係者16名
研修先:比叡山延暦寺、琵琶湖博物館、近江八幡

比叡山延暦寺

★今年は延暦寺1200年大遠忌にあたり特別拝観が開催されていました。
歴史上初めて一般公開された「戒壇院」では、暗闇の中で黄金の光を放ち立つ仏像が荘厳で印象的でした。

★「国宝殿」では、織田信長の焼き討ちから必死に守ったが、焼け焦げてしまった仏像が並んでいました。
当時の絵図から歴史に残る惨事の様子を観て学びました。

★大改修中の「根本中堂」では、開祖以来消えることなく灯り続けている「不滅の法灯」を拝観し、
文化を伝承するための本堂大改修工事の内部も見学することができました。

★「開運の鐘」をつき、垂直に近い階段を上り知恵を授かる「文殊楼」も参拝しました。

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琵琶湖博物館

★博物館内にあるレストランで、地元食材の昼食をいただきました。
前面に広がる琵琶湖の景観がレストランの自慢でしたが、最近は琵琶湖の水位が1m近く下がり、景観も変わってしまったそうです。

★琵琶湖は、400万年という歴史をもつ古代湖で、200種以上の生き物が暮らしており、
人間も古くから湖の周りで豊かな湖の恩恵をうけながら、伝統的な暮らしをしてきたことを観て学びました。

★水族館では、優雅に泳ぐ淡水魚の世界を観ながら、我々も湖中を散策しているかのような感じでした。
人類の文明をいかに駆使しても、自然界の優雅さにはかなわないです。

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近江八幡

★桃山時代に八幡城の建造時に造られた水路「八幡掘」と、その大動脈により城下町と共に栄えた近江商人の「街並み」を散策しましたが、コロナで観光客の激減により景観も少し疲れているように見えました。
観光地の景観が少しでも元気になる手助けになることを願いながら、我々もおみやげを購入して帰路に着きました。

 

<最後に>

今回の研修先は、先方にコロナ等で迷惑のかからないように里山活動地を外し、一般的な場所から選択しました。
里山活動と直接関係のないと思われた場所で、歴史・文化の伝承・今後の環境課題等を学習しましたが、里山との共通点も多くあります。
岡山も1200年位前から古窯文化が始まり、昭和時代までは里山として重宝されてきた歴史があるし、
これから環境問題が重視され、里山が再び脚光を浴びる時代が到来するとも思いました。 (事務局藤波義勝)