四日市市県地区まちづくり委員会

岡山を愛する会の視察研修報告

去る11月14日、絶好の行楽日和に恵まれ「岡山を愛する会の視察研修」が実施され、愛する会会員及び関係者等23名で一路京都へとバスを進めた。

「岡山を愛する会の視察研修京都岩倉に到着後、まず「実相院」に参拝。庭園の紅葉を愛で江戸時代の襖絵を鑑賞し、目的地の「まつたけ山復活させ隊」へ。吉村代表に迎えられ少し歩くとベースキャンプ、感じがなんとなく岡山に似ている。

地元の木材を使い、手作りという小屋や炊事場のカマドは、市街化調整区域で柱を埋め込む事が出来ず置いてあるだけという。そんな机とイスに座り、発足の経緯や苦労話を聞く。

戦後の高度成長期に薪や炭の使用が激減し、燃料がガスや石油に代わると一気に里山が荒れ松茸が採れなくなる等、生態系も大きく変化した事、又、全国的に問題視されているマツノマダラカミキリが媒介するマツノザイセンチュウによる「松枯れ被害」には、苦労をされている様である。

現在団塊の世代が中心に活動されているが、実際に松茸が採れるのは30年先の事らしい。子や孫の代に松茸が採れる事を、夢に見ながら頑張られている。

「岡山を愛する会の視察研修説明後、活動エリアを視察し目に付くのが「割り木」の多さである。これは松枯れによる倒木を割り木にし、「清水焼」の登り窯の燃料として販売し、運営資金にしているとの事である。

その他、注目すべきは「バイオトイレ」で悪臭もなく岡山にも活用出来るのではないか、そんな事を思いつつ視察地を後にした。

昼食の「京料理」を堪能した後、最終目的地の清水寺へ。

駐車場から参道を歩くのだが、金曜日にもかかわらず多くの人で賑わっている。

自由行動と言う事で、各自思い思いに参拝したり、随求堂下の真っ暗な「胎内めぐり」を体験したり、舞台から京の町を眺めたり、三つの御利益で有名な音羽の滝で水を飲んだりして、帰りには参道の土産物屋を物色、みやげ物を手にバスに戻り無事帰路についた。

会員の慰労と親睦も兼ねた今回の「視察研修旅行」だったが、好天に恵まれ楽しい充実した一日を過ごせた事に感謝すると共に、この度学んだ事を今後の「岡山を愛する会」活動の参考に出来ればと思う。

(岡山を愛する会 山口晃生)