四日市市県地区まちづくり委員会

まちづくり委員会・視察研修 (2014年度の活動)

 
 今年度のまちづくり委員会主催の視察研修は、好天に恵まれた2月28日(土)に実施され、県地区の各種団体役員とまちづくり関係者36名を乗せたバスは午前7時に地区市民センターを出発した。
行先は、近くて遠い存在であった三重県の南端、最近道路が整備され日帰り視察が可能になった、
世界遺産関連施設「熊野古道センター」と地元の熱意により復活した「丸山千枚田」の視察等である。
 

*三重県立熊野古道センター

定刻に到着、先ずは尾鷲ヒノキ等地場産の材木だけを用いて建築したセンター前で全員の集合写真を撮影。
入館後、熊野古道の説明を聞き、その歴史と広域世界遺産であることに驚く。
その後、貴重な世界遺産関係の展示物を見学した。
 
三重県立熊野古道センター前にて三重県立熊野古道センター 展示物を見学
 

 

丸山千枚田(熊野市紀和町)

*丸山千枚田(熊野市紀和町)

 千枚田への道は非常に狭いため、マイクロバス2台に分乗し見学をした。
長年か けて多くの人々が作り上げてきた自然と調和した素晴らしい棚田の景観に感動した。
過疎・高齢化で千枚田が荒廃していく中、住民が景観と農業遺産の保存に立ち上が り、地域の熱意とオーナー制度の導入等によりここまで復活したとのことである。
マイクロバス車窓より 立派な小学校や中学校を 見かけたが、全生徒数は共 に約30人と聞き驚いた。
 

 *瀞峡めぐり

  国の特別名勝と天然記念 物に指定されている数々の 奇岩、三重・奈良・和歌山 県境での素晴らしい景観も 見ることができた。
 
 
今回視察した所は、過疎高齢化に悩みながらも、貴重な文化遺産や景観を懸命に守り、人を集めよう(観光)と懸命に努力していた。
県地区も近年人口が減少しており、他山の石ではない!そのためには「自然と調和した住みやすいあがた」を実現し、人口減少を喰い止めることが課題であると感じた視察研修であった。(藤波)