令和5年度の県地区連合自治会視察研修が6月30日に行われました。
視察先は岡崎城と大河ドラマ館、カクキュー八丁味噌、トヨタ博物館でした。
■岡崎城と大河ドラマ館
高さ6m程の「からくり時計」で能を舞う家康公の人形に先ず迎えられました。
岡崎公園内にある岡崎城と大河ドラマ館には、神君家康公に関わる多くの展示や映像があり、じっくり見学すればにわか「家康通」になれます。
また、桜の季節に城周辺の多数の歴史施設を散策するのも良く、思わず「どうする?」です。
乱世を生き残るにはどうするのか、反省と学びを懸命に続けた家康を知ると、岡崎城の白亜の天守閣に新たな印象が湧きます。
■カクキュー八丁味噌
岡崎城から西へ八丁離れていた八丁村で作られていた味噌が「八丁味噌」。
石をピラミッド状に積んだ味噌蔵の巨大な木桶は圧巻でした。
試飲した八丁味噌は、我が家の味噌汁の味とは大分違いましたが、八丁味噌を使ったソフトクリームは美味でした。
江戸時代から守り続けている日本の食文化、あっぱれです。
■トヨタ博物館
トヨタ自動車創立50周年記念事業の一環として1989年に開館しています。
自動車好きには至福の時間を過ごせる場所です。
「世界のクルマの進化と文化をたどる」に基づく日米欧の代表的な車両が約140台、ピッカピッカの状態で年代別に展示されています。
EVなどの登場もあり「自動車産業は百年に一度の変革期を迎えている」のパンフレットのフレーズにわくわくしますが、背景にはカーボンニュートラル社会の実現を目指す時代の要請があります。
人々の暮らしを技術革新で守り向上させていく歴史はここにもあります。
今回の視察研修では時代背景がそれぞれ違いますが、そこには武士や商人、そして技術者達が営々と積み上げてきた様々な歴史があり、
それを維持継続しつつ時代に応じて変化していくことの大変さと関係者の思いが伝わってきました。
仲間と親睦を深めながら参加者一人一人が視察研修から感じたものが、今後の自治会活動における課題解決に向けた糧となりそうです。
(県地区連合自治会書記 篠塚 一英)